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 令和2年9月29日(火)旧高田小学校にて、奥出雲町立亀嵩小学校の「みーもスクール」が行われました。
 「みーもスクール」では、楽しみながら島根の森の現状や歴史を学ぶ学習に、食育を交えた授業を年に3回行っています。
 なかなか手入れの行き届かない竹林、人工林、雑木林をテーマに児童が興味を持って学べる環境づくりと食育を合わせて行い、楽しく森づくりの体験を学習してもらうことが目的です。
 
 亀嵩小学校の全校児童35名と保護者の方が「島根県の森林の様子」について学び、「ネイチャートレーリング」、「間伐材の和紙づくり」に挑戦しました。
 
 「人工林」についての講義では、島根県の森林の割合は6~7割が自然の森、3~4割が人工林であるのに対し、林業が盛んな奥出雲はその割合が逆転していることや、手入れしなくなった人工林は元気な木が育たず、災害の原因にもなることなどを学びました。

 その後、間伐材を使った和紙づくりに挑戦しました。
 下級生は上級生に作り方を教わりながら慎重に和紙を仕上げていました。
 
 旧高田小学校の裏山では、「ネイチャートレーリング」を行いました。森の植物を使ったビンゴゲームや木登りも体験できました。

 昔ながらの紙漉きを体験した児童は昔の人の生活の知恵に感心していました。この授業をきっかけに、森林に親しんでもらえたようでした。