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 令和2年2月6日(木)奥出雲町立亀嵩小学校にて、みーもスクールが行われました。

「みーもスクール」とは、楽しみながら島根の森の現状や歴史を学ぶ学習に、食育を交えた授業を年に3回行っています。

なかなか手入れの行き届かない竹林、人工林、雑木林をテーマに児童が興味を持って学べる環境づくりと食育を合わせて行うことで、楽しく森づくりの体験を学習してもらうことが目的です。
 
 今回の授業のテーマは【間伐】
亀嵩小学校の5年生5名が「間伐」について学び、「染物体験」に挑戦してもらいました!
 「島根県の森林と人工林の間伐の大切さ」の講義では、奥出雲町では昔から炭作りが盛んで、炭を作るために木を切り、切株から芽が出て育つ事により、森が若返りを繰り返していた事を学びました。
最近では、木の価値が見直され、奥出雲町でも建築資材やチップとして積極的に木が活用されているそうですよ。
 染色体験では、木綿のハンカチを輪ゴムで縛り、ヒノキの皮の煮た液につけて染物を楽しみました。
布を染めている間には、亀嵩周辺に生えている1000~2000種類の植物で染色ができることや、使う植物により染まる色が違うという草木染めについても教わりましたよ。
そして、淡い色に染まった世界に一つだけのハンカチが完成!それぞれのハンカチを見せ合いながら児童の皆さんはとても嬉しそうにしていました。
 今年度の亀嵩小学校で行われる『みーもスクール』は、今回で最後の授業となります。

間伐・雑木林・竹と3回の授業を通して楽しみながら勉強することにより、身近にある地域の山について知ってもらう事ができたようです。この授業をきっかけに、今後も山の環境について考え、大切にしてくれるとうれしいですね。